9/17-9/19まで獣医師牧野の不在

9/17(月・祝)、9/19(水)は獣医師牧野が不在となります。 留守中は獣医師黒田が対応します。 小型鳥の緊急のみの対応となり、げっ歯類、ウサギは対応できません。 ご不便ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

7/29,30近隣の駐車場について

7/29、30は隣の駐車場が使用できません。電車でいらっしゃるか、石上駅近くのコインパーキングなどをご利用ください。

パウダーフードについて


今回はパウダーフードについて少々お話しします。
ヒナを育てるときには、小さなフィンチから大きなオウムまで、必ずパウダーフードを主体として挿餌を行ってください。
よく、フィンチの様な小型鳥のヒナは粟玉だけでよいと言われることがあるのですが、決してそんなことはありません。
むき粟に卵黄をコーティングしても、ビタミンやカルシウム、アミノ酸、ミネラルは十分とは言えません。
必ずパウダーフードも与えてください。
パウダーフードと一口に言っても、最近では色々なメーカーから販売されています。
入手のしやすさ、その鳥の状態によっても変えることがありますので、かかりつけの獣医にご相談ください。

幼鳥(さし餌が必要なヒナ)をお迎えする前に

”幼鳥”をお迎えする前にご家庭で用意してもらいいものを挙げます。
幼鳥とざっくり言ってもいろいろなステージがあります。
ここでいう幼鳥とは、さし餌が必要な鳥としておきます。
さし餌が必要な鳥をお迎えするときに最低限用意してもらいたいものを挙げます
①ヒナ用パウダーフード
②キッチンスケール(デジタル、最低でも1g単位ではかれる)
③さし餌用スプーン
④プラスチックケース
⑤保温器具
⑥心構え
⑦その他
次回は①‐⑦の個別説明をします。

老鳥-男の子♂-


そういえば、雄のセキセイインコで老鳥になってもお尻をスリスリしたり、吐き戻しがひどいということは、あまりないように感じます。
オスのセキセイインコはある程度老鳥になると生殖器の萎縮が起こることがあります。
銀次郎君もそうで、レントゲンを撮ると精巣がかなり小さくなっていました。
たまにさえずることはしますが、吐き戻しをしたり、お尻をスリスリすることは全く見なくなりました。
だいぶ静かになってきたので、少々さみしい気はします。
<注意>雄の繁殖行動がないからといって必ずしも加齢が原因とは言えません。気になることがありましたらかかりつけの獣医にご相談ください。

老鳥-女の子♀-


人の卵子数は生まれるときに決まっていますが、鳥は生まれてからも増えます。
よって、理論的には老鳥になっても卵ができる可能性があります。
セキセイインコの9歳の雌で初めて卵ができたことや、
12歳でも卵ができたこともあります。
大型の鳥では60歳で卵を産んだこともあります。

雌鳥の場合は、老鳥になっても発情には気を付けなければなりません。
<注意>卵の様なものがおなかにあっても卵ではない場合もあります。
変わったことがありましたら、かかりつけの獣医にご相談ください。

老鳥の外見・行動


今回は老鳥の外見・行動についてお話ししたいと思います。
老鳥の銀次郎君と4歳の女の子のハチミツちゃんを比較してみます。
老鳥の頭の羽:換羽期でもないのに常に管状の羽がある。
老鳥の鼻:ゴミが詰まっていることが多い。
老鳥の足:O脚のように見えることもある。カメラを向けてもハチミツのように逃げなくなった。
老鳥の眼:白内障になっていることもある。
老鳥の嘴:咬まれても痛くなくなってきた。
老鳥の翼:上がらなくなってきた(飛べなくなってきた)
老鳥のお尻:たまに便がくっついている、汚れることが多くなった。
老鳥の行動:うつらうつら寝ることが多くなってきた。
ずっと同じ場所にいる。飛び移ることができなくなった。嘴を使って移動する。
ケージを開けても出てこない、あるいは出てもすぐ戻る。
羽繕いが減った。あるいは頭をカキカキしなくなった。
鳥も老化により関節炎が起こります。膝や股関節、足根関節に起これば、足がおぼつかなくなり、足で頭をかいたり、鼻のゴミを除くことができなくなります。踏ん張りが利かずお尻をかいたり羽繕いが出来なくなるので全体的にボサボサになります。肩関節に起これば飛べなくなり、嘴を使って移動したりします。白内障があれば、益々動きたがらず、外に出なくなります。
注意:以上のことは病気でも認めることがあるので、一概に老化のせいと言い切れないことはあります。 気になることがありましたら、かかりつけの獣医にご相談ください。

アビアンの由来について

新しいブログにもアビアンの由来を書きます。
アビアン(avian)とは、英語で”鳥の”という意味です。
よって、ふじさわアビアン・クリニックは藤沢の鳥の病院ということになります。
アメリカの発音ではエイビアンですが、あえて欧州の発音のアビアンにしました。
それは、日本ではエイビアンというと「え?エイリアン?」や「ん?水?」と間違えられるかもしれないと思ったからです。
おかげさまで、今まで一度も間違えられたことはありません。

他の動物の英名も挙げておきましょう。
犬→dog→canine(ケ―ナイン)
猫→cat→feline(フィライン)
馬→horse→equine(イクワイン)
豚→pig→swine(スワイン)
牛→cow→bovine(ボバイン)
犬の医学はcanine medicine、猫の医学はfeline medicine、馬の医学はequine medicineといいます。
鳥の医学はavian medicineといい、海外の鳥の医学書などにはこの名前がよく見られます。
日本でも、avian medicineがもっと馴染みのある分野になるといいと思いながら、この名前をつけました。
いつの日かエイビアンといってもエイリアンに間違えられない日が来れば、病院名をアメリカの発音に変える日が来るかもしれません。

夏至


江ノ電と夕焼けって絵になりますね。

昨日は夏至でした。
だいぶ日が長くなりましたね。
病院から見た夕日をアップします。

老鳥の年齢って?

老鳥とは一体何歳からでしょうか?
そもそも鳥の寿命って?
ジャンボセキセイインコの銀次郎君(写真)は9歳ですが、9歳のセキセイインコでもつやつやで若い子と同じように飛び回ることのできる鳥もいます。 昔の飼育書では、セキセイインコの寿命は7,8年でしたが、今では15歳超えて20歳近いセキセイインコもちらほら見かけます。
また、鳥種によっても違います。 コンゴウインコなどの大型鳥は100歳近く生きることもありますので、人と同じような年月で年をとることが考えられます(最初の数年は鳥の方が早いです)。
性別によっても違うことが考えられます。 よく産卵する雌は雄よりも生殖器系の疾患が多く、寿命を縮める可能性があります。


では、人の寿命はどうでしょうか?
厚生労働省のH28年簡易生命表によれば、0歳児における平均余命は男性で80.98歳女性で87.14歳であり、前年よりも伸びているそうです。
ここで、0歳児における平均余命っていったい何?ということになります。 詳しいことは厚生労働省生命表についてをご覧いただきたいと思いますが、国勢調査による日本人人口(確定数)、人口動態統計(確定数)をもとに、精緻なデータ及び計算方法で行っているそうです。 統計学が苦手な私は鳥の生命表を作ることはあきらめましたが、そもそも飼育頭数を数えるのは困難なため、人と同じような計算方法は難しいかもしれません。 よって、現在のところ鳥の寿命ははっきりと決まっていません。


話が長くなりましたが、鳥の寿命もわかっていないのですから、当然老鳥の年齢も定義がありません。
ここでは、老鳥の定義は加齢による身体的機能、生理機能の衰退が起こっている鳥と定義し、病気ではなく老化によって今までできていたことができなかったり、外見や性格の変化が起こっている鳥としましょう(あいまいな表現ですが・・・)。